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はじめのいっぽ

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たまには語らせてくださいな。

地元のお友達から早めの出産祝いが届いた。かわいいベビー服!さすが日本のデザインは垢抜けてるわ。でもダーリンにベビの性別は秘密なので写真はカット。

そしてコレ。
たまには語らせてくださいな。_c0107078_1131333.jpg


題名は知っていたけど、読むのは初めて。赤ちゃんから両親へのメッセージが綴られています。送ってくれた友達も大泣きしたと手紙に書いていたけれどうろ子も例外なく泣かせていただきました、ハイ。

特に
「おかあさん、(中略)たくさん食べたい誘惑と、本当によく闘いましたね。わたしのために散歩をし、地上のすばらしさを教えてくれましたね。すべての努力はわたしのため。あなたを誇りに思います。」

他のページにはもっと素晴らしいことが書かれているんだけど、この部分はまさにうろ子のことだなぁと思って号泣ポイントだったわけです。ベビは何でも知ってるんだなぁと。

最後のあとがきのところを読むと、著者である産婦人科医さんが書いたこの詩は妊娠の継続を悩む人、つわりや切迫流産で苦しむ人、障がい児を出産した人などさまざまな問題で思い悩むかたに紹介し、全国に広まったそうです。








この本を読みながら、この前の日曜日に教会メンバーと話したことを思い出したのです。
その夫婦は土曜日に堕胎反対のマーチに参加してきたそうで、5000人くらいの参加者がいたそうです。そして沿道には逆に堕胎の権利を認めようという賛成派のグループもいたようで。
オーストラリアでは基本的に堕胎は法律違反ですが(母体に生命の危険あるなどの場合は別)今、24週以前までの胎児は堕胎容認の法案が出されています。

24週といえばもう完全に人間の形で、胎動もかなり激しい時期。
以前にドキュメンタリーで、胎児を掴むために子宮内に入れられた器具から逃げようとしているのを見たことがあります。完全に「恐れ」という感情もあります。

望まない妊娠であれば、体内で障がいが見つかれば・・・それは親の選択の権利だって昔はうろ子も思っていました。でもこの世に授かった胎児の権利は?

実はうろ子がこの子を授かるまで長い時間がかかりました。本当に辛い時期でした。
昨年、某アジア国からの養子プログラムのセミナーに参加し、養子を申し込みました。
このセミナーは常に満員でやっと参加できたくらい養子を希望している人は多いことに驚きました。20代前半のカップルから子育てを終えた夫婦まで。

養子を受け入れるには複雑なプロセスと長い時間がかかるので、うろ子たちの順番は未だに100番以降。いろんなセキュリティーの問題とかがあるので時間がかかるのは理解できるけど、もうちょっとスピーディー化できないものかと思うんだけどね。

世の中には養子を希望している人がたくさんいます。そして悩んでいる母親をサポートする機関もあります。どうか神様が与えてくれた尊い命が救われますように。

聖書のヨハネの福音書第15章16節にこの本の題名と同じ御言葉があります。

「あなた方が私を選んだのでは ありません。私があなた方を選んだのです」

この言葉の意味を深く思い知らされます。


めちゃ長くなっちゃったけど、出産前に書いておきたいなぁと思ってたことなのでゴメンちょ。
たまにはうろ子だってマジメに考えるときもあるんですぅー。
by uroco_m | 2008-09-09 12:00 | ひとりごと